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東寺 蓮

2019.08.02

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京都市南区にある、真言宗の総本山「東寺」

「教王護国寺(きょうおうごこくじ)」とも呼ばれ、世界遺産に指定された歴史のあるお寺。

海外からの観光客や修学旅行生なんかにも人気ですね。

平安時代の遺構として唯一残っているお寺で、創建から1200年以上にもなるのだとか。

今の時期、境内ではまだまだ蓮が元気に咲いていて、宝蔵の周りは蓮の葉と花が一面にひろがり、浮世離れしたような美しい風景を見ることができます。

残念ながら現在は五重塔が工事中との事で足場が組まれていましたが、普段なかなか見られない光景ですね。

8月13日には工事が終了予定だそうですが、天候等で前後する可能性はあります。

東寺では毎月21日には「弘法さん」の名で京都人に親しまれている縁日(弘法市)が行われています。
この縁日は、祖師である弘法大師「空海」が亡くなった3月21日にちなみ、21日に参詣する多くの人を目当てに商人が屋台などを出したことが始まりと言われています。

東寺は792年に官寺(国立の寺院)として建立され、823年に太政官符より下賜された、唐で密教を学んだ弘法大師「空海」により、日本初の密教寺院・真言宗の道場としてひらかれるようになったそうです。

京都のシンボルマークとして東寺の五重塔は有名ですが、境内には21体の立体曼荼羅像や日本最古の神像がある鎮守八幡宮、平安時代の宝蔵など、見どころが満載です。

宝物館には、国宝の毘沙門天、重要文化財の千手観音像などがあり、春と秋だけ公開されます。


余談ですが、弘法大師「空海」は誰でも知っている有名人ですが、いろいろな逸話や伝説を残している人物なんですね。

例えば・・・

「全国各地の温泉を発見」
⇒日本全国数十か所の温泉を発見したとされる(修善寺温泉とか)

「いろは歌を作った」
⇒いろはにほへと・・・で始まる手習いのお手本

「讃岐うどんのルーツ」
⇒空海が唐より持ち帰った材料を用いて作られたとか

「葱の逸話」
⇒蛇に追いかけられた空海がネギ畑に隠れて難を逃れたことから、毎月21日は東寺周辺の農家の人はネギ畑に入ったり食べたりすると不幸になる

「四国のキツネ」
⇒悪さをするキツネに対し、瀬戸大橋が出来ることなど予想してなかった空海は、四国と本州に橋が架かるまで戻ってくるなと言ってキツネ追い出し、四国にはタヌキしかいなくなった

「弘法も筆の誤り」
⇒ 正しくは「弘法にも筆の誤り」だそうですが、弘法大師のような書の名人であっても失敗することはある、ということわざ


東寺を調べてみると、すごい人がいた、すごいお寺、という事がわかりました。
観光地として超有名な場所ですが、色々な背景を知って歴史に思いを馳せてみて頂ければ、と思います。