日本の緑茶発祥の地、京都府宇治田原町にある高野山真言宗「正寿院(しょうじゅいん)」で、風鈴まつりが行われています。
毎年7月1日から9月18日まで行われる風鈴まつりでは、境内に約2000個の風鈴が飾られ、風が吹くと一斉に風鈴の音色が鳴り響きます。
風鈴まつりの期間中は、風鈴の絵付け体験も実施していて、絵付けした風鈴を持って帰ることができます。
こちらの正寿院は、猪目窓(いのめまど)と呼ばれるハートの形をした窓とお庭の風景がインスタ映えすることで 有名になり、沢山の観光客が訪れています。
猪目窓は、約1400年前からお寺や神社などの建築装飾としてあり、災いを除き福を招くという意味が込められているそうです。
また、客殿の天井には、一面に色とりどりの花や風景の絵画が描かれていて、これらの160枚の天井画は、多くの著名な日本画家の協力で出来上がっているのだとか。
天井画の中には、4枚だけ舞妓さんの絵があるそうなので、是非探してみてください。
本堂内陣には、江戸時代に描かれた種字曼荼羅(しゅじまんだら)の天井画があり、 こちらも見ることができます。
正寿院は、猪目窓、天井画の他にも、夏にはご紹介した風鈴、秋には紅葉、冬には風情のある雪景色と南天、春には桜など・・・
四季折々の風景が見られる美しいお寺です。
風鈴の絵付け以外にも、写経や写仏、ヨガ、オリジナルの腕輪数珠つくりなどの体験もすることが出来るので、SNS用の写真を撮るだけでなく、時間をとってゆっくりと正寿院を楽しんで欲しいと思います。
本殿では冷たいお茶とお菓子もいただけますよー!