廬山寺(ろざんじ)の桔梗が見頃です。
京都市上京区、 京都御所の東側にある 蘆山寺は、正式名称(寺号)を 「廬山天台講寺(ろざんてんだいこうじ)」といい、 平安時代の前期に建てられた天台宗圓浄寺系の本山で船岡山の麓にあったとされています。
戦国の時代にはたびたび戦火に巻き込まれましたが、 天正年間(1573年~1593年) に豊臣秀吉の都市計画に則って現在の場所に移されたそうです。
いまでは、源氏物語で有名な紫式部の邸宅跡として知られていて、多くの観光客が訪れる名所となっています。
境内には紫式部の歌碑、豊臣秀吉が設置した御土居などがありますが、なかでも紫式部ゆかりの地とあって、「源氏庭」と名付けられた庭がとても綺麗で、白砂や苔、松などが上品な雰囲気を醸し出しています。
庭には色鮮やかな紫色の桔梗、可憐な白色の桔梗が咲いていて、今の時期は風情があって写真映えもするのでオススメです。
(毎年節分に行われる「鬼法楽」も有名です! )
こちらのお寺は比較的街中にありますが、三門をくぐるとガラリと雰囲気が変わり、京都らしい静謐な佇まいを見る事ができる良いところです。