5月3日(金)に下鴨神社で流鏑馬(やぶさめ)神事が行われます。
京都の三大祭のひとつ、5月15日(水)にある「葵祭(あおいまつり)」の前儀式として、 5月初旬から様々な行事が執り行われます。
15日には10時半頃から、平安時代の衣装を身に纏った大行列が、京都御所から下鴨神社・上賀茂神社まで、約8キロの道のりを練り歩く「路頭の儀(ろとうのぎ)」 があり、葵祭の目玉として毎年朝から大勢の人々が見物に訪れます。
そんな葵祭の前儀式の中でも特に人気なのが、こちらの流鏑馬神事。
葵祭の道中の無事を祈り、下鴨神社内・糺の森(ただすのもり)の直線約4000メートルもある馬場にて、公家装束を纏った射手が馬を走らせながら3つの的を射抜きます。
流鏑馬は他の神社などの行事でも見かけることはありますが、公家装束での流鏑馬はこちらでのみ見られる光景です。
疾走する馬から弓を引いて的を射るところは、迫力満点!
流鏑馬の歴史は古く、日本書紀にも記述があったりする日本の伝統的な稽古や儀式で、平安時代でも宮廷行事として行われていたとか。
昔は馬を馳せながら矢を射ることから、「矢馳せ馬(やばせうま)」と呼んだそうです。
それが転じて”やぶさめ”になったとの事。
昔の武士はこんな稽古を当たり前のようにやっていたのかと思うと、本当にすごいですね!
今の時代、乗馬の技術の高さはもちろんですが、弓の腕前や運動神経も良くないとこんな神がかり的な事は出来ないですよね。
今年の下鴨神社の流鏑馬は大型連休の兼ね合いもあって、多くの見物客で賑わいそうです。
ゆっくりと観覧したり写真を撮ったりするなら、無料の観覧場所からは難しいかもしれないので、有料の席を取るのオススメですよ!
★写真は以前撮影したものです。